日本が誇るものづくりの仕事特集

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ものづくりの仕事に役立つ資格を種類別に見る

ものづくりの仕事(工業・製造業)で役に立つ資格を種類別に紹介します。資格を取得することは、専門性の高い分野での知識とスキルを持つことになり、仕事選びの幅が広がることはもちろん、会社によっては「資格手当がもらえる」「社内外からの評価が高まる」「将来の業務に役立つ」「転職の際に有利になる」などのメリットがあります。

しかし、資格は取ればいいというものではなく、会社によって求められる資格は異なり、資格によって必要な職種は違うので、資格取得を目指す方は自分にとって必要な資格は何かという点を考える必要があるでしょう。

資格の種類

工業や製造業など、ものづくりの仕事で役に立つ資格は多岐にわたりますが、大きくは3種類に分けられます。それは「特別教育」「技能講習」「免許」です。ほかに民間資格もありますが、基本的にはこの3種類を軸に見ていけばわかりやすいでしょう。

「特別教育」

特別教育は学科試験に合格すれば誰でも取得できる資格のことです。「技能講習」や「国家資格」では、学科試験に加えて実技試験もありますが、特別教育の場合はペーパーテストをクリアするだけで資格取得できます。

「特別教育」で取得できる資格は、「アーク溶接」「最大荷重1トン未満のフォークリフト」「クレーン運転士免許(5t未満限定)」などです。

「技能講習」

技能講習は「学科試験」と「実技試験」に合格することで取得できる資格のことです。特別教育とは異なり、知識だけでなく実用的なスキルの習得が求められます。両方クリアしなければ資格は取得できません。

技能講習で取得できる資格には、「ガス溶接」「フォークリフト運転技能者」「玉掛け技能者」などがあります。

「免許(国家資格)」

免許には国が実施する国家試験に合格するか、国が認可している養成施設で要件を満たすことで取得できる「国家資格」があります。3種類の資格の中でも、国家資格は難易度が高く、かつ非常に専門性が高いことが特徴です。資格取得は容易ではありませんが、そのぶん社会的地位が保障される、社会的信用度が高くなる、キャリアアップも見込めるなどのメリットがあります。

国家資格の中には、「危険物取扱者」「衛生管理者」「電気工事士」「電子機器組立技能士」「機械保全技能士」などがあります。いずれも専門性の高い分野ばかりです。将来性やメリットの多さを考えれば、なるべく国家資格を取っておいた方がいいでしょう。

ものづくりに役立つ主な資格

ここからはものづくりの仕事で役に立つ具体的な資格を紹介していきます。それぞれの資格の特徴や、資格が活かせる職場について考えながらチェックしてみてください。

危険物取扱者

危険物取扱者は、灯油・軽油・ガソリンなど、消防法で定められた危険物を取り扱う際に必要な国家資格です。学科試験を合格すれば免状が交付され、実技試験はありません。資格には「甲種」「乙種」「丙種」の3種類があります。

「甲種」は消防法で定められる第1類から第6類までの全ての危険物を取り扱うことのできる資格で、3種類の中で最も難易度が高い反面、就職や待遇面でのメリットも大きくなります。

「乙種」は全6類の危険物のうち、試験に合格した取扱者面上に指定されている危険物のみ取り扱える資格です。「丙種」は、ガソリン・灯油・軽油・重油など、第4類に指定されている危険物のみ取り扱える資格。資格が生かせる職場は、ガソリンスタンドの店員、タンクローリーの運転手、危険物保安監督者、自動車整備工場、化学工場などです。

フォークリフト運転技能士

フォークリフト運転技能士は、最大荷重1トン以上のフォークリフトを運転する際に必要な国家資格です。各地の指定教習機関にて講習を受けたのち、学科・実技の修了試験に合格すれば資格を取得できます。

指定教習機関での講習には「11時間コース」と「31時間コース」があります。前者は、「普通自動車以上の運転免許証保有者」「1トン未満のフォークリフト特別教育」を受けた方で、3ヶ月以上の業務経験がある方。後者は、普通自動車以上の運転免許保有者が受講できます。それぞれのコースを受講したのち、受験資格を得ることができます。

フォークリフト運転技能士の資格が活かせる職場は、鉄鋼業や製造業など重量物を運ぶ必要のある職場や、運送会社や倉庫業など物流関係です。資格に対するニーズは非常に高く就職や転職に有利で、かつ有資格者に対しては会社によっては手当てが支給されるなど、経済的なメリットもあります。

品質管理検定

品質管理検定は、製品やサービスの品質管理に必要な幅広い知識を習得できる、民間の検定試験です。2005年にスタートしたばかりですが、年間の受験者数は6万人(※)を超えるほど人気があります。

資格を取得するための方法は、年2回(3月と9月)実施されている筆記試験に合格することです。資格には4種類があり、難易度が低い順番に「4級」「3級」「2級」「1級」となります。受験資格に制限はありません。品質管理検定の資格が活かせる職場は、「食品・薬品・機械」の工場など、製造業や生産にかかわる分野です。民間資格であるため、国家資格に比べてランクは高くありませんが、製造業などでは本資格を評価している会社もあり、中堅社員に資格取得を命じるなど一定のニーズがあります。

※参照元:日本規格協会 受験者データA[pdf](https://webdesk.jsa.or.jp/pdf/qc/md_4721.pdf)

衛生管理者

衛生管理者は、職場の衛生状態を良好に保ち、労働者が安全な環境で仕事ができるよう対応する、衛生管理の専門家に与えられる国家資格です。資格には「第一種衛生管理者」「第二種衛生管理者」「衛生工学衛生管理者」の3種類があり、それぞれ業務範囲が異なります。

資格取得に必要な要件は、毎月1~4回ほど開催されている筆記試験(マークシート形式)に合格することです。受験資格は、「大学・高専を卒業後1年以上の労働衛生の実務経験を有する者」、「高校卒業後3年以上の労働衛生の実務経験を有する者」、「中学校を卒業後10年以上の労働衛生の実務経験を有する者」となっています。

衛生管理者は、労働安全衛生法により、50人以上の従業員がいる事業所で1人以上の配置が義務付けられているので、就職や転職に有利な資格です。

重機オペレーター

重機オペレーターは、建築現場や解体現場などで機械を操縦する技術者が取得しなければならない国家資格です。「高所作業者運転者」「不整地運搬車運転者」「フォークリフト運転者」「移動式クレーン運転士」など機械の種類はさまざま。特別講習、技能講習、免許取得など、それぞれの重機に求められる要件を満たすことで資格を取得することができます。

資格を取得する方法は、自動車格好や職業訓練学校、専門学校などに通いながら知識と技能と経験を積み、機械ごとに必要とされる要件をクリアすることです。機械によって特別講習だけでよいものや技能講習が必要なもの、特別教育も技能講習も必要なものなどと要件が異なります。

資格取得後は建築現場、解体現場、工場、倉庫など、建築業界や物流業界で技能を活かすことができるでしょう。

溶接技能者

溶接技能者は、工場や建設現場などで溶接工として働く人が取得すべき国家資格です。「ガス溶接」「アーク溶接」「アルミニウム溶接」「ボイラー溶接士」など、対象材料や業務別に複数の種類があり、「日本溶接協会」が実施する試験に合格することで資格を取得できます。

試験は「学科」と「実技」の講習を受け、修了試験を合格することでクリアできますが、実務経験が必要なものや学科試験と実技試験の両方が必要なもの、受験資格がないものなど、種類によって要件や受験資格は異なります。

溶接技能者の資格が活かせる職場は、自動車や産業用機械などの製造現場や工場、建設現場などです。ものづくりの仕事には欠かせない資格といえるでしょう。

機械保全技能士

機械保全技能士は、製造現場や生産ラインで稼働している機械の設備保全やメンテナンス従事者が取得すべき国家資格です。厚生労働大臣指定試験機関( 日本プラントメンテナンス協会)が検定を開催しており、学科試験と実技試験を合格することで資格を取得できます。

検定は「特級」「1級」「2級」「3級」の4つに区分され、それぞれ、2年以上の実務経験、7年以上の実務経験、1級合格後に5年以上の実務経験が必要など、等級ごとに受験資格が異なります。

資格取得後は、機械の保全業務が必要とされる製造業や工場への就職・転職が可能です。機械保全技能士は国家資格であり、合格者は「技能士」と称することができます。知識と技能を有することを客観的に証明できるため、社内外で評価され、昇進や昇給にも有利に働きます。

玉掛け技能士

玉掛け技能士は、重量物をつり上げるクレーン車に玉掛けを行う際に必要な国家資格です。厚生労働省に指定された養成機関で技能講習を受講し、修了試験に合格すれば資格を取得できます。試験は毎月1回行われており、受験資格は基本的にありませんが、18歳以上にならないと就業できない関係上、“18歳以上”などの年齢制限が設けられる場合もあります。

修了試験の内容は、学科においてクレーンの知識や玉掛方法、実技ではクレーン等の運転の為の合図、クレーンの玉掛けなどです。資格取得後は、講習で培った知識と技能を、建設業界などクレーンを使用する現場で活かすことができます。

クレーン運転士

クレーン運転士は、各種クレーン車を運転する人が取得しなければならない国家資格(免許)です。資格内容は労働安全衛生法に定められており、都道府県労働局長登録教習機関において実技教習を受け、各地の安全衛生技術センターで行われる学科試験に合格すれば、免許が交付され資格を取得できます。

クレーン運転士の免許には、すべてのクレーン・デリックを運転できる「限定なし」と、クレーンのみすべてを運転できる「クレーン限定」、デリックと無線操作式クレーンを除くすべてのクレーンを運転できる「床上運転式クレーン限定」の3種類があります。

クレーン運転士は、建設土木業、運送業、造園業、看板工事など資格を活かせる職場が多いところが魅力です。

火薬類保安責任者

火薬類保安責任者は爆薬をはじめ危険性の高い火薬類を適正に取り扱える国家資格です。「火薬類製造保安責任者」と「火薬類取扱保安責任者」の2種類があり、それぞれ火薬が製造される場所と使用される場所に配置されます。

火薬類の取り扱いや管理、監督におけるスペシャリストであり、資格取得後火薬類を取り扱う様々な事業所への就職・転職が可能。火薬の製造工場はもちろんトンネル工事など建設土木業界、鉄工所、採石場、花火工場、LNGガスローリーの出荷業務などもターゲットです。

取得方法は公益社団法人全国火薬類保安協会が主催する試験に合格すること。特別な受験要件はありませんが合格免状の交付は18歳以上となっています。

特定化学物質作業主任者

特定化学物質作業主任者は特定化学物質を取り扱う工場などで従業員を有害物質の汚染から守るために設置される、厚生労働省認定の国家資格です。健康障害を招く危険性のある有害な特定化学物質におけるエキスパートであり、特定化学物質の取り扱いを行っている事業所には同資格取得者の設置が法律で義務づけられています。

特定化学物質主任者を取得すれば、石油コンビナートや化学工場、塗装、設備工事関連への就職が可能です。資格取得には公益社団法人東京労働基準協会連合会が実施している講習を受講し、修了試験に合格する必要があります。

国家資格ですが試験の合格ラインは科目ごとに40%以上、全科目でも60%以上の得点率となっており、難易度はそれほど高くはありません。

高圧ガス製造保安責任者

高圧ガス製造保安責任者は、高圧ガスを用いた製造設備を運用および保安管理するために必要な資格の総称です。法律では、高圧ガスの製造時に高圧ガス製造保安責任者の配置を義務付けています。そのため、需要の高い資格でもあります。

高圧ガス製造保安責任者は、大きく分けると化学責任者と機械責任者、冷凍機械責任者の3種類に分かれています。化学責任者と機械責任者は、石油化学コンビナートやLPガスの製造施設などといった高圧ガス製造事業所内で、保安業務を行うことが可能な資格です。一方冷凍機械責任者は、冷凍空調機器を設置している施設、倉庫、事務所、工場にて保安業務に従事できるのが特徴です。資格取得には国家試験に合格する必要があり、それぞれ試験科目は異なります。資格取得後は、高圧ガスの製造事務所で保安業務に従事することができます。

半導体製品製造技能士

半導体製品製造技能士は、スマートフォンやタブレット、パソコン、冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器、掃除機など、電子機器類や家電製品などに組み込まれている半導体や集積回路の製造や保安管理に関する知識や技術取得を示した資格です。2級、1級、特級に分かれていて、それぞれ受験資格が設けられていて試験内容も異なります。

半導体の製造や保安管理業務に必須の資格ではありません。ただし、関連業種への転職や就職の際にアピールすることが可能です。また、技術者および管理者として知識を深める上でも役立つ資格です。

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