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清酒製造工

清酒製造工は蔵人とも呼ばれ、地域や酒造によって製造方法が異なる独自の伝統的な技術を引き継いで日本酒を生成しています。このページでは文化の担い手である清酒製造工の仕事内容や年収、将来性といった魅力に迫りました。清酒製造工に興味のある方はぜひチェックしてみてください。

酒精製造工の仕事内容

清酒製造工は日本酒の醸造はもちろん、瓶詰め・販売までが仕事です。日本酒は原料となる玄米の精米と蒸米、麹の管理、搾り、調合といったおよそ10工程を経て造られます。手間と技術が必要になるため、米を酒蔵の最高責任者である杜氏が采配を行い、経験に応じて作業工程を分担するのが一般的。頭・酛屋(もとや)・麹屋と呼ばれる三役と親方が現場をまとめています。 酒造りには30キログラムある米袋の運搬や、数キロリットルの醪(もろみ)を櫂棒(かいぼう)で混ぜる作業を春から秋にかけて行うのでスタミナが必要です。また、米からアルコールを発生させる要である麹は生きているため、雑菌を繁殖させないよう状況を見ながら温度調節をしなければならず、冬の繁忙期には泊まり込み作業になることも。この時期の作業がお酒の出来栄えを左右するので決して気を抜けません。

また酒造りは冬場がメインで、中小の酒場では夏場は酒造りを行ってないこともあります。その時期は瓶詰め作業が中心となり、完成した日本酒の濾過(ろか)・調合を行い、瓶の洗浄・殺菌、ラベル貼りを行います。酒製造工は酒を造るだけでなく様々な仕事があるのが特徴的です。

年収

清酒製造工の年収は平均310~405万円ほどです。実力が伴うにつれて給料も上昇します。平均月収は20代で20万円、実力がつきはじめてくる30代で25万円、酒精製造工の中心となって働く40代では31万円ほど。清酒製造工見習いでは年収200万円未満という場合もありますが、酒造りの最高責任者の杜氏になれば年収は500~1000万円になると言われています。

将来性

日本を代表する清酒は販売量が落ちた時期もありましたが、最近は酒蔵が原料となる米の生産から手掛けたオリジナルの日本酒を作り出すようになり販売量が向上しています。また、ビールやウイスキーからは感じることのない独特の口当たりに魅了されている愛好者の数は昔から衰えません。酒蔵も新しい技術の導入や麹造りを工夫し、独自性の高い日本酒を製造しようと日々工夫を積み重ねて、清酒製造工も盛り上がりを見せています。現在では蔵の垣根を超えた情報交換や日本酒に関する勉強会を行うところもあり、若い造り手や女性が杜氏になることも増えているとか。海外市場に目を向けている酒蔵もあるので、今後ますますにぎわっていく職業と言えます。

酒精製造工になるには

清酒製造工になるに特別な資格や学歴は必要ありません。清酒製造工はここ数年慢性的に人材不足気味で、働き手を求める声が高まっています。酒造期間中には動物が配線を切って停電したり、機械不調など様々なトラブルが発生することがあるため、電気配線関係に明るい人や機械関係に強い人、危険物取扱に関する資格を持っている人だと重宝される傾向があるようです。それ以外にも在庫管理や帳簿管理もしっかり行う必要があるので、パソコンに詳しい人も需要が高いでしょう。酒精製造工は様々な仕事を行うため、色んな知識・技術を持った人を幅広く募集中する傾向があります。

清酒製造工を本気で目指すなら、酒造技術者・技能者を養成する新潟清酒学校、清酒製造研修に通うことがおすすめ。酒類製造に必要な知識や技術を習得できるため、経験しておくとアピールポイントになりますし、即戦力として重宝されます。

まとめ

酒蔵での仕事は大変ですが、仕込みが上手くできて美味しいお酒が出来上がったときの感動は格別です。手間暇かけた自分のお酒を店頭で見かけた時や、去年よりも美味しいと言ってもらえた時の嬉しさを想像してみてください。伝統と新しい技術を組み合わせて、より美味しい日本酒を造り出す清酒製造工の仕事はとてもやりがいのある仕事だと言えます。資格は必要ありませんがスタミナや対応力が必要です。清酒製造工を目指す方は事前に実技研修を受けたり、知識を付けておくと即戦力として活躍できるでしょう。

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