設計・製図
設計の仕事は多岐にわたり、建築・土木・設備系と、電気・電子・機械系の2種類に分けることができます。また専門の知識が必要になるため、給与は比較的高めです。
設計・製図の仕事とは
上記の各分野にわたっておりますが、共通していることはCADシステムを使って設計・製図を行っているということ。また、システムの利用技術は当然のこと、スピードと質を担保することや 工数削減といったことまで求められます。
機械系の設計の流れ
また、機械系の設計を例に仕事内容を説明すると、設計は大きく分けて概念設計>基本設計>詳細設計>生産設計4ステップで行います。
大まかに説明するとどのような機械にするのかというコンセプトづくりから始まり、それに従っておおよその大きさ、使用する部品・素材などを組み合わせてイメージを構築していきます。
そしてイメージが固まったら、今度はCADを使用して設計と製図。CAEという解析ツールを利用してシミュレーションを行います。
その後、具体的に設計していくと安全性、強度、制作期間等といった詳細を詰めて、試作品作成し試行錯誤を繰り返す作業へ。非常に根気と集中力を要するものとなりますが、これが楽しいという方もいるようです。
諸々の調整が完了したら、今度は具体的なサイズや部品、素材等を決めていき、工場などでの加工ができるよう、詳細を記載した設計図を仕上げます。
設計・製図のやりがい
自身の設計したものがプロダクトとして世の中に出たときは、何とも言えない感動が味わえるでしょう。
また、常に市場のニーズを追い新しい技術を学び続けて設計図に落とし込んでいくという、物事に対して試行錯誤をすることが好きだという方にはやりがいを感じる仕事だと言えます。
取材協力・監修者:三陽工業株式会社
「人の無限の可能性」を原動力に、日本のものづくりの現場を元気にする
三陽工業株式会社は、1980年・昭和55年に明石市にて設立以来、ニッポンのものづくり産業の中で事業を推進し続け、現在では全国35の拠点をベースに事業を展開している企業です。
「人の無限の可能性」という言葉を胸に、働く社員一人ひとりの中に秘めている可能性を「三陽工業という働き方」で引き出し、日本のものづくりに貢献し続けてきました。頑張る人が報われるという当たり前の状況を作り出すため、さまざまな環境を整備している点が社員からも好評を得ています。
役職・部署を希望してプレゼンを行うことで希望が叶うチャンスを与えられる「立候補制度」や、さまざまな種類の表彰制度など、社員一人ひとりの頑張りが必ず形になる環境の整備に力を入れています。