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ガラス食器製造工

食器は、料理において食材と同じくらい大事な要素です。そんな食器の中でもひときわ涼しく綺麗な印象を受けるガラス食器。そのガラス食器を作る職人、ガラス食器製造工の仕事内容や年収などをまとめました。

ガラス食器製造工の仕事内容

ガラス食器製造工はガラスでお皿やグラスなどの食器を製造する職業で、珪砂・ソーダ灰・石灰石を窯の中で溶かし混ぜ合わせて作る「ガラス種」から様々な食器を生み出します。製造方法は、大まかに分けて手作りと大量生産の二種類。大量生産の場合、金型にガラス種を流し込み、押しつぶしたり空気を吹き入れたりすることで形を整える方法が一般的です。手作りでは窯の中でガラス種に息を吹き込み、道具を使って形を整えて製造します。

この職業のやりがいは、何といっても自分の作った食器が誰かの食を彩っている、という誇り。涼しげな印象を受けるガラス食器は、その見た目や使い心地を通して日々の料理をより味わい深くします。それを作るガラス製造工は、たくさんの人の食生活を支える影のシェフと言えるでしょう。

年収

ガラス食器製造工の年収は平均で400万~440万円ほどです。年齢別にみると20代で平均350万円、ピークの40代では550万円ほどになります。日本の製造業における平均年収は20代で300万~400万、ピークの50代で500万~600万のため、製造業では平均的な給与です。

また、ガラス食器製造工のおよそ8割は男性であり、給与において性差が大きい傾向にあります。男性の平均年収は410万~470万、女性の平均年収は260万~320万とその差はおよそ100万円。ガラス食器製造工は力仕事が多いため、このような差が出ているようです。

将来性

ガラス業界・食器製造業界に共通することとして、海外企業の日本進出が挙げられます。今までガラス加工技術は日本がトップクラスの品質を誇ってきていましたが、近年中国や韓国の技術力も上がり、その地位が脅かされています。また食器業界でも割れても買い替えやすい、アジア諸国の安い大量生産品が多く消費されており、市場で見ると少々厳しいでしょう。海外の技術力や大量生産品に負けないためには、食器を単なる消耗品として捉えるのではなく、新しい価値を見出す視点がこれからのガラス食器製造工には必要かもしれません。

しかし日常生活において食事は欠かせない物であり、人が食事を楽しむ限り食器は無くならないと言われています。特に職人が手作りで作ったガラス食器は高い品質であれば一定の需要がありますので、技術力が高い職人になれば多くの人から注文が集まるでしょう。

また、企業規模が1000人を超す場合の平均年収は600万円、平均勤続年数は18年。賃金と雇用、どちらの面から見ても大幅に安定しています。現在のガラス業界では耐熱ガラスや壊れにくいガラスなど特殊なガラスが人気を集めているため、それらを開発・製造しやすい大企業は特に将来性がありそうです。

ガラス食器製造工になるには

一般的に、ガラス食器製造工に必要な資格はありません。また中学・高校卒業後に就職するのが一般的であり、多くの場合は未経験でも問題ありません。大量生産の場合は全自動で製造が行われるため、機械に関する資格や検定を持っていると就職に有利になるでしょう。また力仕事が多いことや、火を扱うために職場がとても暑くなることから、体力が必要です。

ガラス加工は長い時間をかけて仕事を覚えるので、ある程度若い方が歓迎される傾向もあります。

まとめ

人々の食生活を彩るガラス食器。それらを作るガラス食器製造工は、食器を通して誰かの「おいしそう!」という声を作る仕事です。経験不問、資格もいらないことが多いガラス食器製造工において、一番必要なのは熱意。本気で作った自分の作品で、誰かの食卓を彩ってみたくないですか?

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