ものづくりの仕事(工業・製造業)を種類別に見る
飛行機
世界中の人々の安全な空の旅を支える仕事
飛行機の構造やパネルの検査業務があります。多くの人命に関わる飛行機だからこそ、正常に運行できるかを調べる検査業務は飛行機を作るうえで非常に重要な仕事です。緊張感や責任感も大きい一方で、自らの仕事が世界中の人と国をつなぐ役目を持ったやりがいの大きさが魅力です。
仕事を通して「パイロットじゃなくても飛行機は飛ばせる」と気づけた
航空機製造工場で飛行機の構造やパネルの検査業務に従事する奥田進也さん・32歳。仕事で携わった飛行機が実際に空を飛んでいるところを見て「パイロットじゃなくても飛行機は飛ばせるんだ」と充実感を味わっているそうです。
電車
鉄を「安全」に変える鋳造技術で部品を製造
陸地での移動に欠かせない電車や新幹線。乗客の安全を守る鉄道用ブレーキ部品の製造にもものづくりの技術が活かされています。普段何気なく利用している交通手段を支えているのが「鋳造」と呼ばれる溶解した鉄を型に流し込んで部品を製造する仕事です。
自分の成長を実感できるライン作業での仕事が楽しい
金属鋳造・加工工場で働く實安竜貴(さねやす りゅうき)さん・25歳。溶解した鉄を型に流し込むライン作業に従事しながら、電車や鉄道用部品を製造しています。正確にかつどれだけの数を生産できるかで自分の成長を実感できる仕事にやりがいを感じているとのことです。
ロボット
暮らしをもっと便利に。無限の可能性を秘めた仕事
かつては遠い未来の象徴だったロボットも、今では産業用ロボットや介護ロボットなどの登場で身近な存在になりつつあります。ものづくりの仕事においても、国産車ボディーの塗装に使われるロボットの製造などがあり、人の暮らしの可能性をもっと広げる仕事です。
自分の可能性の広がりを感じる近未来な仕事への挑戦
自動車製造工場で国産車ボディーのロボット塗装業務に携わっている小野将之さん・24歳。ロボットと関わることで、仕事を通して自分の可能性の広がりを感じているとのこと。近未来感のある仕事への挑戦にもやりがいを感じているそうです。
車
各メーカーの自動車に込めたこだわりをカタチに
各メーカーが最新技術の搭載を競い合うことで、進化を続けている自動車。その盛り上がりを支えているのが、ものづくりの仕事です。内装品の製造や組み付けをはじめ、機能検査などがあり、生活に密着している乗り物な分、ものづくりにおいても一番身近に感じられる仕事です。
手掛けた自動車が実際に公道を走る姿を見るのが喜び
自動車製造工場で働く斉藤昭宏さん・29歳。高級自動車の内装品の製造や組み付け、機能検査を担当しています。仕事で関わった車が実際に公道を走る姿に喜びを感じるとのこと。多くの従業員の努力が形として目に見えるものづくりの仕事にやりがいや達成感を感じています。
バイク
バイクの魅力を形づけるプレス(鍛造)や研磨技術
一人で気軽に出かけられる交通手段として人気の高いバイク。魅力の1つである滑らかなボディーや光沢を放つサスペンションなどにも、ものづくりの技術であるプレス(鍛造)や研磨が活かされています。
初めてのバイクを作る仕事を通して自分の成長を実感
金属加工工場で働く平野啓介さん・25歳。バイクのパイプベンダー、加工、切断業務に従事しています。未経験からスタートした平野さんですが、今では一人にしか任せられない仕事を担当するまでに成長。バイク作りを通して自分にしかできない仕事にやりがいを感じているそうです。
船
輸送業から食産業まで支える水上移動の要
水上渡航で世界中の人々の移動を叶える船。大型客船をはじめ、漁船など輸送業から食産業まで幅広い分野で活躍しています。船の動力に欠かせないエンジン部品の製造にもものづくりの仕事が携わっています。
初めてのものづくりの仕事は毎日が発見の日々で楽しい!
船舶用エンジン向け部品のレーザー加工に従事している近藤翔平さん・26歳。レーザー加工に使用される機械のコンディションに合わせて、切れ味をコントロールする今の仕事に魅力を感じているとのこと。子どもの頃から憧れていたものづくりの仕事に就き、新しいことの発見続きの日々を堪能されています。
重機
グローバルに活躍する国内外の街づくりの立役者
建設現場に欠かせない重機。公共施設や商業施設などの建築を通して街づくりや暮らしの発展を支えています。日本のものづくりの技術は重機にも活かされており、海外向け製品の製造で国外の街づくりにも貢献しています。
この仕事でしか得られない知識と出会えるのがやりがい
重工業を取り扱う工場で働く国出明伸さん・30歳。前職から製造業に携わっており、今は海外向けの重機や油圧機器に用いられる部品の加工業務に従事しています。グローバルなものづくりに携わることでしか得られない学びの多さに、やりがいを感じているそうです。
ガスタービン
ガスの力でジェットエンジンの動力をサポート
ガスタービンとは飛行機や船などに用いられるエンジンの一種です。軽油や灯油、天然ガスなどの燃料を燃やして動力を得ることができます。飛行機のジェットエンジンを支えている要であり、世界中の人々の移動に役立っている設備です。
高い技術力が求められる現場で認められるのが嬉しい
航空機製造工場で働く松田竜也さん・23歳。航空機用ガスタービンの製造を行っています。搬入されてきた部品を脱脂後治具に固定し、接着作業で硬化する高い技術力が求められる仕事です。だからこそ、自分の技術力が評価された瞬間に喜びを感じるとのことです。
ガスタービンを製造する仕事で働くスタッフの
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精密機械
高度な性能であらゆる分野の発展や可能性を創造
パソコンやスマートフォンなどの生活に身近な電子機器をはじめ、医療や研究の現場で使用される機器など精密機械の種類は多岐に渡ります。構造が複雑なため、精密機械の製造や加工は高度なものづくりの技術力が求められる仕事です。
高度な技術力が求められるからこそやりがいも大きい
機械製造工場で働く松本祐士さん・32歳。多くの自動車で採用されているCVT(無段変速機)をはじめ、オイルポンプの加工業務に従事しています。高度な技術力や細かい作業が求められる精密機器の加工は常に神経を使う一方で、手掛けた仕事が形として残るものづくりならではの魅力に惹かれているそうです。
精密機械を製造する仕事で働くスタッフの
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取材協力・監修者:三陽工業株式会社
引用元:三陽工業株式会社公式HP(http://sanyou-ind.co.jp/)
※画像をクリックするとHPにリンクします
「人の無限の可能性」を原動力に、日本のものづくりの現場を元気にする
三陽工業株式会社は、1980年・昭和55年に明石市にて設立以来、ニッポンのものづくり産業の中で事業を推進し続け、現在では全国35の拠点をベースに事業を展開している企業です。
「人の無限の可能性」という言葉を胸に、働く社員一人ひとりの中に秘めている可能性を「三陽工業という働き方」で引き出し、日本のものづくりに貢献し続けてきました。頑張る人が報われるという当たり前の状況を作り出すため、さまざまな環境を整備している点が社員からも好評を得ています。
役職・部署を希望してプレゼンを行うことで希望が叶うチャンスを与えられる「立候補制度」や、さまざまな種類の表彰制度など、社員一人ひとりの頑張りが必ず形になる環境の整備に力を入れています。