ものづくりの仕事(工業・製造業)の適性を見る
ものづくりの仕事(工業・製造業)が向いている人とは
手に職がつけられる仕事がしたい
製造業では製品に関する製造技術をはじめ、業種によっては溶接やはんだ付けなどの特殊スキルを身につけられるため、手に職をつけて将来的な安心感を得たいという人に向いています。身につけた技術や現場経験で管理職へのキャリアアップを目指せるほか、確実な自分の強みとして転職でも有利になるので生涯現役で活躍したい人にオススメです。
誇れる仕事がしたい
ものづくりは日本の技術力が集結した仕事です。自動車や飛行機をはじめ、建設で用いられる重機、パソコンや医療機器といった精密機器の部品の製造を通して、人々の便利な暮らしや健康を支える一端を担うことができます。また、他の職では得られない技術を身につけられるため、家族や知人はもちろん、自分にとっても誇れる仕事がしたい人に向いています。
一人でできる仕事がしたい
人とコミュニケーションをとることが苦手な人も、ものづくりの仕事に適性があります。多少のチームワークが求められることもありますが、検査や検品といった製品にキズや不具合がないかをじっくりチェックしなければいけない作業の場合、他の作業員との会話はあまり多くありません。一人で作業に集中したい人に向いている仕事です。
黙々と集中する仕事がしたい
ものづくりの仕事は単純作業が多いため、同じ作業であっても黙々と集中できる人に向いています。単純作業であっても、集中力を欠いてしまうと製品の欠陥や大きな作業ミスにつながりかねません。そのため、同じ仕事の繰り返しでも余計なおしゃべりをせずに黙々と集中して作業ができる人は、ものづくりの現場では重宝されやすくなります。
残業のない仕事がしたい
シフト制や交代制で人材管理をしっかりしている工場の場合、残業が少なく定時で帰りやすい傾向にあるため、できるだけ残業はしたくない人向きです。また、企業によっては基本給が安定しており、残業せずに家族との時間や趣味を楽しむ働き方を選べるところもあります。転職する際は、求人票や面接で残業時間について確認することをオススメします。
手先の器用さをいかせる仕事がしたい
製造業の現場は細かい作業が多く、スピードも求められるため、手早く仕事をこなせる手先の器用さを武器としていかすことができます。特に、繊細な作業が求められる精密機器を扱う仕事への適性が大。手先の器用さを生かして細かく製品を作りあげられることで、ものづくりの現場では戦力の高い人材として転職で有利になります。
社会の役に立つ仕事がしたい
震災対策によるインフラ整備や耐震工事などで需要が高まり続けている建設業界。けれど、建設に必要な重機がなければ工事は成り立ちません。ものづくりの仕事では重機の製造を通した社会への貢献をはじめ、精密機器の製造による産業や工業の発展など社会に役立つ仕事がしたい人に適しているといえるでしょう。
体を動かす仕事がしたい
製造業では倉庫内を歩き回って部品を探したり棚に仕分けをしたりするほか、製造現場まで部品や材料を配送する仕事もあり、「じっとしているデスクワークは性に合わない」「体を動かす仕事がしたい」という人に向いています。部品や材料がなければ製品が成り立たないため、仕分けや配送で体を動かしながらものづくりの一端を担うことができます。
形に残る仕事がしたい
ものづくりの仕事の魅力は、なんといっても自分の仕事や努力が製品となって形として目に見えることです。製造に携わった自動車や飛行機が実際に公道で走っていたり空を飛んでいたりするのを見ることで、やりがいや達成感を味わうことができます。ものづくりは自分の仕事を形として残したいという思いを叶えてくれる仕事です。
ストレスのない仕事がしたい
製造業の作業は黙々と仕事をこなす作業が多く、接客や同僚との会話にストレスを感じる人に向いています。シフト勤務制だと、子育てや介護など時間に制約のある女性でもストレスなく仕事と家庭を両立できる働きやすい環境も◎。マニュアルがしっかりしており、未経験からでも仕事に取り組みやすいのも製造業ならではの魅力です。
学歴の関係ない仕事がしたい
ものづくりの現場では中卒・高卒・大卒とさまざまな学歴の人が働いています。学歴関係なく誰でも挑戦できるのがこの仕事の魅力です。教育現場で学ぶことが業務に直結しないため、学歴が不利になることは特にありません。専門的な知識や技術が求められる点から現場での経験がものをいうでしょう。
取材協力・監修者:三陽工業株式会社
「人の無限の可能性」を原動力に、日本のものづくりの現場を元気にする
三陽工業株式会社は、1980年・昭和55年に明石市にて設立以来、ニッポンのものづくり産業の中で事業を推進し続け、現在では全国35の拠点をベースに事業を展開している企業です。
「人の無限の可能性」という言葉を胸に、働く社員一人ひとりの中に秘めている可能性を「三陽工業という働き方」で引き出し、日本のものづくりに貢献し続けてきました。頑張る人が報われるという当たり前の状況を作り出すため、さまざまな環境を整備している点が社員からも好評を得ています。
役職・部署を希望してプレゼンを行うことで希望が叶うチャンスを与えられる「立候補制度」や、さまざまな種類の表彰制度など、社員一人ひとりの頑張りが必ず形になる環境の整備に力を入れています。