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陶磁器製造工

陶磁器といえば、お皿やお茶碗などを主に思い浮かべるはず。しかし建物に使われているタイルやトイレも同じく陶磁器の一種ですから、陶磁器は私たちの生活に欠かせないものといえます。

そんな陶磁器は工房で作られる伝統工芸だけでなく、工場で大規模に作られる場合も。今回は工場で陶磁器を作る陶磁器製造工についてご紹介します。

取材協力:三陽工業株式会社

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引用元:三陽工業株式会社公式HP(http://sanyou-ind.co.jp/)

「ニッポンのものづくりにわたしたちの力を」
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日本の工業界を代表する数多の企業に優秀な正社員エンジニアを派遣させている三陽工業株式会社に取材・監修協力を得ました。「ニッポンのものづくりにわたしたちの力を」をスローガンに掲げる同社での、ものづくりの楽しさや喜び、やりがい、誇り…、そして今後の展望を語っていただきました。

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陶磁器製造工の仕事内容

陶磁器製造工の仕事は、主に成形・素焼き・施釉(せゆう)・本焼き・転写絵付け・検品の流れで行われます。以下に、それぞれの作業内容の詳細をご説明していきます。

成形

土練り(焼き物の原料となる土を、機械が空気を抜きながら均一に混ぜること)が終わり、棒状に出てきた土をお皿やカップの形に整えます。

陶芸家がろくろを回すように、土を回転させながら成形する「ろくろ形成」、型に流し込んで形を整える「鋳込み成形」が主な成形方法です。ろくろ成形はプレートやカップ、ボウルなど上から見て円状になるものに用いられ、鋳込み成形はオーバルやスクエアーのような楕円や四角形でも用いることができます。

素焼き

成形したたくさんのお皿やカップを窯の中に入れ、約800度もの高温で焼き上げます。

土の中にある水分や余計な有機物を熱で除去することで、本焼きでのクオリティを向上。さらに熱で硬くなるので施釉が行いやすくなります。

施釉(せゆう)

施釉とは、釉薬という陶磁器表面にあるガラスのような部分を作るための工程です。

釉薬はガラス質の粉を水に溶かしたもので、これを生地に浸けると水分だけが生地に吸収され、表面にガラス質の薄い膜が形成されるのです。

工場によっては施釉の前に生地に下絵を施す場合も。パッド印刷・スクリーン印刷でデザインを施すほか、手作業で生地に柄を付けていきます。

本焼き

施釉が終わった後、再び窯で焼く工程です。

約1,250度の高温で焼き上げることで釉薬が溶け、均一に生地を覆います。この作用によって陶磁器の強度を向上、水漏れ防止、吸水性の除去といった効果が得られるのです。

転写絵付け

本焼き後、陶磁器にデザインを施す工程です。

転写紙と呼ばれる絵の描かれた紙を貼り付け、再び窯に入れることでデザインを焼き付けます。

施釉前に下絵を施す場合、この工程は不要です。

検品

製造工程が完了した後、人の目でできあがった製品の状態を確認します。

傷やヒビなどの問題がなければ、梱包・出荷作業に移ります。

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年収

工場で働く陶磁器製造工の場合、月収は18~30万円、年収は300~400万円が目安です。工場での大規模生産の場合内外装に使うタイル、トイレや洗面台といった衛生陶器がメインで、製造業の中では平均的な年収のようです。タイルやトイレなどの建材大手であるTOTOグループのTOTOサニテクトでは、中途採用の月収が約16~21万円でした。LIXILブランドのタイル製造を担う日本モザイクタイル株式会社の場合、入社二年目の平均年収は380万円です。大手工場の場合現場で経験を積み、課長昇進などで年収アップを目指すのが定番のルート。工場での陶磁器製造工なら未経験の求人も多く、スタートから安定した収入を得ることができます。

一方お皿や急須といった陶芸ジャンルが志望の場合、住み込みやアシスタントなどの勤務体系が多く、若手のうちは収入面であまり期待できません。修行を積み、独立してオリジナルブランを立ち上げないと、大きな収入を得るのは難しいでしょう。安定した収入を得るには、ある程度時間がかかると考えた方が良さそうです。

将来性

住宅用のタイルや、トイレ・洗面台のような衛生用品などに使われる陶磁器は、大手企業のシェアが大きいため将来性に問題はありません。

しかし、食器や台所用品、置物などの陶磁器は中小企業が多く、業界での景気は良いとはいえません。需要の減少や安い中国製品の台頭により、多くのシェアが失われてしまったのです。

しかし決して将来性がないとはいいきれません。中国での人件費の高騰により輸入品による影響は徐々に軽減しています。また、日本食が海外から注目されているため、日本食とセットで陶磁器を売り込むチャンスも生まれつつあります。

インターネットを使った活用も注目されています。現在ではほぼ1人につき1台は携帯電話を持っており、SNSを始めとしたインターネットサービスが多く利用しています。陶器市だけに頼るのではなく、ネットを使った販売経路を開拓することで、新たな需要を獲得できるかもしれません。

陶磁器製造工になるには

陶磁器製造工になるために特別な資格や技術、知識は必要ありません。スタッフを募集している工場に応募し、採用されればすぐにでも働くことはできるでしょう。

陶磁器の業界では後継者不足・人手不足が深刻な問題となっています。1人でも多くの働き手を確保するため、未経験者でも採用してくれる場合も。すぐに陶磁器製造工として働きたい場合は、求人情報を探すのが1番の近道といえます。

将来的に陶芸家として独立を考えている場合は、職業訓練校や窯業大学で学ぶ必要があります。陶磁器に関する高度な技術・知識を習得し、誰も見たことのないオリジナルの陶磁器を作りだしましょう。

未経験でも飛び込める仕事

厳しい職人の世界と思われがちな陶磁器の製造ですが、最近は機器の発達により、自動生成機やコンピューター制御で作られています。

全くの未経験でも働ける工場は多くあるため、陶磁器に少しでも興味があれば、思い切って求人に応募してみてもよいでしょう。

丁寧な作業を行えば、陶磁器はそれに応えるように美しく仕上がります。自分の仕事によって成果が目に見えて現れるため、やりがいのある仕事なのです。

未経験OK!三陽工業株式会社の陶磁器製造工の求人例

2021年7月時点、三陽工業では該当の求人がありませんでした。

『ハケン』の負のスパイラルを打破!なりたい自分を目指せるものづくり集団三陽工業とはどんな会社か?

取材協力・監修者:三陽工業株式会社

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「人の無限の可能性」を原動力に、日本のものづくりの現場を元気にする

三陽工業株式会社は、1980年・昭和55年に明石市にて設立以来、ニッポンのものづくり産業の中で事業を推進し続け、現在では全国35の拠点をベースに事業を展開している企業です。

「人の無限の可能性」という言葉を胸に、働く社員一人ひとりの中に秘めている可能性を「三陽工業という働き方」で引き出し、日本のものづくりに貢献し続けてきました。頑張る人が報われるという当たり前の状況を作り出すため、さまざまな環境を整備している点が社員からも好評を得ています。

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