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製材工

建物や家具、食器に雑貨…生活の中で木製品を目にしない日はありません。それらの木製品を作るときに必要な木材を、丸太から板材や角材に加工するのが製材工の仕事です。「木あるところに製材工あり」ともいえる、木製品の土台を支える製材工の仕事内容と年収、将来性やなるために必要なことを紹介します。

製材工の仕事内容

製材工の仕事は、国内外で生産された原木を使い道に応じて板や角材といった製品の「材料」の形に加工すること。

その作業内容は次のような複数の工程に分けられます。それぞれ別の作業員が担当して分業的に行われていましたが、近ごろは機械化・自動化が進み一人でいくつかの工程を担当することも増えてきたようです。

  1. 土場作業者:原木を仕分ける
  2. 送材車ハンドルマン:一定の厚さに成形する
  3. 腹押工・はな取工:指定された規格に合うように調整
  4. 選別格付工:品質確認

山から切り出された原木は、まず「土場作業者」によって種類やサイズ、品質を基準に仕分けされます。次に「送材車ハンドルマン」が送材車と呼ばれる機械にかけて一定の厚さに成形。その後「腹押工」と「はな取工」によって決められた寸法にさらに小割りされ、最後に「選別格付工」が指定された規格に沿っているかを確認します。

直接製材に関わる仕事の他に、製材に使うのこぎりを調整・研磨する「のこ目立工」という役職も。この仕事は多種多様な木の特徴に合わせて機械を調整するため、特に熟練した技能が必要です。

のこ目立工に限らず、製材工は各工程それぞれに専門性が要求されます。木の種類は何か、どんな製品を作るための素材なのか、どこまでの加工が必要なのかなど、製材に関わる要素は様々。技術を磨くために学び続ける姿勢を持った人が活躍する仕事です。

年収

製材工の平均年収はおよそ333万円です。労働者の平均年収と比較すると高いとは言えませんが、収入は実力やその時の需要に左右されるため、経験やスキルを積み重ねていけば年収アップが期待できます。一人前になれるまでの下積み期間は収入が安定しないこともあるかもしれませんが、常に努力し続けて出来ることが増えれば、その分収入も上がっていくでしょう。やりがいの向上とともに自分の成長を感じられる楽しみが味わえます。

将来性

木材の需要がある限り製材工の仕事がなくなることは無いでしょう。最近は製材工の現場も機械化が進んでおり、時代に合わせた変化を続けています。

また製材工として経験を積めば、より大きな製材所に転職するなどしてステップアップできます。木材が必要なところならどこでも製材工の仕事はあるといえるので、様々なところで働けるチャンスの多い仕事です。

製材工になるには

製材工は重量物を扱う仕事なので、体力や腕力、健康であることが基本条件です。しかしそれ以外に特別な資格は必要ありません。多種多様な木材を様々な形に加工していくことになるため、木材や加工技術の知識を幅広く持っている人が重宝されます。最初からすべての知識を持っていなければならない訳ではないので下積みしながら、実地経験を通して学んでいきましょう。製材工に最も必要なのは常に新しい知識やスキルを追い求める姿勢です。

製材工として一人前になるには、およそ3~5年ほどかかるといわれています。最初は小さな製材会社で様々な作業を経験させてもらうのが近道です。

まとめ

人々の生活を取り巻く木製品、その大本となる木材を丸太から形作る製材工。自分の切り出した木材が誰かの家や家具になって生活を支えているのだというやりがいは、何物にも代えがたい喜びがあります。下積み期間は長めですが、少しずつできることが増えていくことで製材の世界がどんどん広がっていく楽しみを感じられます。自然の中から素材を切り出すという、ものづくりの最初の工程に関わりたい人におすすめの仕事です。

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