ものづくりの種類 仕事内容 Q&A 仕事の適性 ものづくりの
お仕事情報を見る
日本が誇るものづくりの仕事特集 » ものづくりの仕事(工業・製造業)を業種別に見る » 左官工

左官工

左官工は、「コテ」という道具で塗りを行い、壁や床を作る職業です。例えば和室の土壁を塗ったり、堀に漆喰を塗ったりするのは、左官工が行います。和風の家でなく洋風の家でも、珪藻土を使った塗り壁を採用する場合は左官工の出番です。

塗り壁はセンスと洞察力が求められ、さらに技術がなければ美しく仕上げることはできません。経験と技術をもとに、建築物の塗り壁を仕上げるのが左官工です。左官工が行う仕事の内容、年収や将来性などを詳しくご紹介します。

左官工の本音・口コミ

左官工の良い口コミ

就職活動している中で、自己分析の結果として左官職人が向いているのではと思い就職しました。体を動かしたり黙々と作業したりすることが好きで、建設業の専門工事を調べているときに左官工がしっくりときました。風景や生活の中に自分が作業した部分が残り、塗り方によって模様の付き方が異なるなど自分だけの仕事ができるのが魅力です。自分が仕事をしていく中で、日々上達していることが感じられ、やりがいを持てる仕事です。建設業は怖いというイメージがありますが、実際に働いてみるとそのようなことはなく、他の企業に勤めるのと同じ選択肢として選択出来ると思います。

参照元:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/common/001175585.pdf)

左官工の悪い口コミ

弟子のときには塗り壁の材料を確認するのに、足で確認していたのですが、冷たかったり痛かったりと気候に左右されるときに辞めたいと思いました。また一人前になるまでは自分でコテを使って塗ることはできないので、悔しい思いをしたことも多いです。やっていれば勝手に技術が向上するのではなく、自分で努力をしないとスキルが上がらないので大変です

参照元:株式会社藍舎 (http://www.ai-sha.com/blog/道具は宝物。その道46年の左官屋さんにインタビュ/)

左官工の仕事内容

左官工の仕事は、壁や床にモルタルなどを塗ることです。基本的には塗り壁用に土や漆喰、珪藻土を混ぜ込んだものを塗ります。塗り壁として仕上げる他に、タイル貼り用に壁の下地をつくることも。どの塗りをするにしても、塗る素材や用途に合わせてコテを使い分けて、慎重に作業することが求められます。

その他に浴室やキッチンに使用されるタイルを貼ったり、コンクリートの打設後に面を綺麗にならしたりしていくのも左官工の担当です。水回りの床なのであれば、排水のために微妙な傾斜をつけなければならず高度な技術が必要です。ブロック積みレンガ積みなどもコテを使って作業します。

年収

左官工の平均的な年収は300万円台後半です。平均的な月給は約30万円となります。腕の良い左官工の場合は600万円以上の年収を得ている職人もいるので、技術や経験が直接収入に反映される職業でしょう。

月々の手取りとすると20万円台前半となります。また初任給の場合は、18万円前後となるでしょう。経験がなく見習いとして働いているときには、高度な技術が求められる仕事ではなく、雑用がメインとなるので給料に見合った仕事内容になります。

左官工は技術が求められるので、継続して働きキャリアを積んでいくことで給料をアップさせることができます。年齢と給料の関係性は低く、あくまでも技術が反映されているといえるでしょう。

また、左官工には一般的な会社員のようにボーナスがあるという感覚はありません。職人と呼ばれる職業では、日給で仕事をしているという感覚があるので、一般的な職業よりもボーナスが低い事が多いでしょう。

将来性

最近の一般的な建築物では、クロスなど大量生産できる内装を採用することがほとんど。しかし多様化していくニーズに伴い、左官工が仕上げる自然素材の塗り壁は近年再び注目されきています。職人が手で仕上げる温かみ、そしてプロの技術による個性的なデザインは常に一定の需要があるでしょう。また塗り壁の材料である珪藻土や漆喰、炭などの自然素材にある、温度調節効果や消臭効果を期待したニーズや、シックハウスが起きにくい安全性の高さにも注目が集まっています。

和室だけでなく洋室でも塗り壁が採用されることもあり、左官工の将来性は時代に左右されないといえるでしょう。古代から残ってきた左官技術は、腕の良い職人であれば評価されるので不変のニーズがあります。

左官工になるには

左官工になるために必要な資格はありません。左官職人に弟子入りしたり、左官業務を行っている工務店に就職したりすると未経験からでも左官職人へとスタートできます。求人情報を探したりハローワークや転職サービスなどを利用したりすると左官工の求人を見つける事ができるでしょう。

建設業界は人手不足になっているので、左官として就職すること自体はハードルは高くないでしょう。しかし左官工になるためには、弟子入り後に技術をつけるために努力することです。一人前の左官職人となるために、努力を続けて自分のスキルを磨く必要があります。

技術を証明するために「左官技能士」の資格を取得する人もいます。資格を持っていることで、転職したり独立したりするときに一定のスキルを持っていることの証明となるでしょう。

まとめ

左官工は近年の多様化するニーズによって、注目されている職種です。和室の塗り壁だけでなく、タイルや洋室の珪藻土の仕上げ、さらには外構のブロック堀なども左官工が担当します。技術があるならば将来もニーズがある職種ですので、将来性もある仕事といえるでしょう。多くの場合未経験者も受け入れていることが多く、左官に興味がある人にはチャンスです。積極的に求人情報を探してみることをおすすめします。

ものを見る 仕事を見る