Q.ものづくりの仕事(工業・製造業)の夜勤ってきついの?
A.きついと感じる人もいれば、楽と感じる人もいます
夜勤とは、法律で深夜手当の支払いが定められている時間帯の勤務を指します。時間帯は22時から翌朝5時です。製造業の夜勤と聞くと、きついイメージを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?実際に夜勤で働いた方の中には、きつさを感じた方が多くいます。しかし、逆に日勤よりも夜勤の方が快適という人が存在するのも事実です。
夜勤が気になる方は、メリット・デメリットを確認して、自分の向き不向きを探ってみるところから始めてみましょう。
夜勤のメリット
給料が高い
夜勤は、手当として25%の賃金が割増でもらえます。同じ労働時間の場合、日勤で1万円のときに夜勤では1万2500円と、もらえる額が大きく変わります。さらに、交代勤務で昼夜のどちらも働く場合は、交代手当がもらえる可能性があります。
人が少ないときに活動できる
夜になるにつれて人が減ってきて、車や電車での通勤がしやすくなります。帰宅時も、早朝に退勤した場合は、混む前に家に辿り着きやすいです。また、夜勤は日勤よりも人の配置が少ないので、コミュニケーションが苦手な人は働きやすくなります。
お金が貯まりやすい
夜に活動する夜勤は、日中を寝て過ごすことになります。人と遊んだり店に寄ったりする機会が減るのでお金を使う機会も減少。結果、お金が貯まることにつながります。
夜勤のデメリット
体調を崩しやすい
いままで日勤で働いていた方が夜勤にすると、環境の変化によって、睡眠不足や体調不良を引き起こす恐れがあります。また、ずっと夜勤ではない交代制も、朝と夜の切り替えが上手くできなくなって、生活リズムの乱れにつながりやすいと言われています。
夜勤に向いていない可能性がある
一般的に、人は朝になると目が覚めて夜になると眠くなります。昼夜逆転の生活は向き不向きがあり、不向きな状態で続けると体調を崩すことになりかねません。夜の活動が不向きと感じた場合は、早めに日勤に戻した方がよいでしょう。
人と会いにくい
夜勤は日中に寝ることになるので、朝型の生活をしている人と会うタイミングが作りにくいです。家族や知り合いに気軽に会えないことにストレスを感じる人は、日勤の方がよいかもしれません。
製造業の夜勤に向いている人
夜勤のデメリットは、体調を崩す恐れがあることと人との会いにくさです。それ以上に、「お金を稼ぎたい」「人が少ない環境で働きたい」という気持ちが強くある人は、製造業の夜勤に向いていると言えるでしょう。
取材協力・監修者:三陽工業株式会社
「人の無限の可能性」を原動力に、日本のものづくりの現場を元気にする
三陽工業株式会社は、1980年・昭和55年に明石市にて設立以来、ニッポンのものづくり産業の中で事業を推進し続け、現在では全国35の拠点をベースに事業を展開している企業です。
「人の無限の可能性」という言葉を胸に、働く社員一人ひとりの中に秘めている可能性を「三陽工業という働き方」で引き出し、日本のものづくりに貢献し続けてきました。頑張る人が報われるという当たり前の状況を作り出すため、さまざまな環境を整備している点が社員からも好評を得ています。
役職・部署を希望してプレゼンを行うことで希望が叶うチャンスを与えられる「立候補制度」や、さまざまな種類の表彰制度など、社員一人ひとりの頑張りが必ず形になる環境の整備に力を入れています。