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研磨工

研磨工とは、その名の通り研磨を専門に行う職業のことです。イメージはしにくいかもしれませんが、実は日常生活で使用するスマホや自動車部品、食器類、アクセサリー類など、ほとんどの金属製品は研磨が行われています。そのため研磨工は、私たちの生活になくてはならない仕事と言えるでしょう。金属研磨や宝石研磨、レンズ研磨など素材によって研磨の方法も異なり、高い技術力が求められる職業です。

研磨工の本音・口コミ

研磨工の良い口コミ

研磨工は奥が深い仕事だと思います。手作業の研磨であれば、自分の感覚が重要になってくるし、また最新のマシーンを使った研磨では全く違った技術が求められるし…。同じ研磨でも色んな知識や技術が必要になるので面白いですね。それに研磨・加工の仕方によって製品の見た目にも影響を及ぼしてしまうため、気を抜くことができません。自分が磨いたものが自動車やバイクなどの部品として使われていると思うと、やりがいもあります。磨く形状や大きさ材質によって、どんな風に作業をすすめたらいいのかなど、いろんなスキルも学べるし、ほんとに楽しいですよ。

参照元:ジョブハウス工場(https://jobhouse.jp/factory/columns/554)

研磨工の悪い口コミ

どんな仕事でもあるかもしれませんが、悩む時期が必ず来ると思います。研磨をするにあたって同じ道具を使っているのに、作業する人で仕上がりやスピードが全く違ってきますし、うまくいかないと自分じゃ駄目か…と落ち込むことも。また研磨の仕事は、一定の時間でこなす数がある程度決まっているため、作業スピードが遅ければ怒られることもあります。それに要求通りこなしても、さらに上のレベルを要求されてしまうので難しいところです。もちろんチャレンジできるという点が楽しいと前向きになれればベストなんでしょうが。経験を積めばコツを掴んでくるので、そのレベルになるまでが大変だと思います。

参照元:YAHOO知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1236898292?query=%E7%A0%94%E7%A3%A8%E5%B7%A5&status=solved)

研磨工の仕事内容

研磨工は、商品として製造される段階で表面のデコボコを削り滑らかにする作業を行う職人のことです。研磨工が行う研磨には、研削と呼ばれる製品そのものを削る工程と、琢磨と呼ばれる商品の表面に光沢を生み出す工程があります。この2つの工程を同時に行うこともあれば、どちらか片方だけの工程を行うケースもあります。

研磨は「自由研削」と「機械研削」に分類でき、自由研削であればグラインダーと呼ばれる円盤のカタチをした砥石などを使用すします。一方の機械研削は、工作機械やコンピューターを使用した方法です。さらに研磨する対象で分類すると金属研磨や宝石研磨、レンズ研磨などもあり、細かく言えばきりがありません。

また研磨を行う工程でトゲが出てくるため、トゲを取るために「バリ取り」が必要になってきます。トゲ自体は目に見えるものではなく、指で直接触れることによって感じることができる程度のものです。バリ取りをすることによって、滑らかな理想通りの製品へと仕上げることができるでしょう。つまり研磨工は、こういった細かな作業が求められる職業といえます。さらに繊細な仕上がりにこだわり、作業を進めることが研磨工として大切になってくるでしょう。

勤務体系

勤務地

研磨工が必要とされるのは、自動車やスマートフォンなどの機器を製造する工場です。このため、製造業が盛んな地域が研磨工の主な勤務地となります。

具体的には、東京・大阪・愛知の3都市に加え、周辺にある埼玉や静岡、兵庫県なども多いようです。

勤務形態

研磨工の多くの求人では、おおよそ8時~17時の固定制が採用されています。だいたいのスケジュールとしては、機械設備のチェックから始まり、加工業務をして、最後に検査等のデータをまとめるといったルーティーンが行われています。

年収

研磨工の平均年収は408.4万円程度であり、平均月収は28.9万円程度です。そのうち平均年収を男性だけで見ると438.9万円程度、女性だけでは290.3万円程度と言われています。バフ研磨工の年収を見てみると、男女合わせて427万円程度です。男性だけであれば434万円程度、女性だけであれば237万円程度とされています。これは日本の平均年収440万を下回る数字で、年収面では少し物足りなく感じることもあるかもしれません。しかし2009年と2015年のデータを比較すると年収は75万円以上増加しているという報告があり、増加傾向がみられ注目されている職業のひとつです。

研磨工として勤めている性別の割合は男性が79.8%、女性が20.2%であり、5人中4人程度が男性と言った割合になっています。しかし研磨工は細かな作業が得意な方に最適な職業なので女性に向いている職業とも言われており、女性の進出も期待されている職業です。そのため女性にとっては、非常に良い条件で勤務できるような未来もあるかもしれません。

もちろん現状で言えば男女で年収に大きな開きがありますが、勤務体制などに違いがあるため単純に比較することができません。今後、女性の活躍が進むことによって年収の格差は縮まると考えられるでしょう。

将来性

以前は手作業で研磨することが当たり前でした。しかし徐々に機械による研磨加工が行われるようになってきており、大量の商品の研磨を短期間で担えるようになってきているようです。だからといって研磨工の仕事が失われるとは考えにくいでしょう。研磨に限らず多くの業界で精密機械が導入されてきていますが、その機械を製造するためには研磨が欠かせません。特に鏡面研磨(鏡のようにつるつるにする研磨)は、精密機器には欠かせない技術の一つ。そのため請け負う仕事は今後も増加していくことが考えられます。

また商品によっては機械では出せない精密な研磨技術が求められることも多々あり、最終的には手作業で仕上げることも多いようです。また対象部が特殊な形状をしている場合では、機械で仕上げることが難しいでしょう。高い技術を持っている職人であれば、繊細な研磨が必要な商品に対して必要とされるはず。

研磨工が勤務する会社は色々な素材を取り扱っているような大企業から、1種類を専門に取り扱うような企業など様々です。研磨を請け負う企業によっては自転車操業のような経営を行っているケースもあるため、すべての企業が必ずしも将来性がある訳ではありません。そのため企業の経営状態なども見極めたうえで就職活動をおこなうことが重要です。

研磨工になるには

研磨工として働くためには「研削といし取替試運転作業者」という国家資格を所有していたほうが望ましいでしょう。これは研磨加工時に砥石の交換を行なう際に必要となる資格です。この資格がない方が砥石の交換を行うことはケガなどのリスクを高めてしまうため、労働安全衛生法によって禁止されています。つまり資格を有していることは就職に有利とされているため、研磨工になりたい方はできる限り取得したほうが良いでしょう。18歳以上であれば、どなたでも受講することができるので一度免許の取得を検討してみてくださいね。

研磨工は細かな作業が得意としている人にオススメの職業です。研磨作業の場合、手作業で行う場面も多く、繊細な作業が求められることが多々あるでしょう。さらにデコボコもなく綺麗に研磨出来ているかどうか、指先の感覚でチェックすることも重要な役割となります。そのため研磨工は繊細な感覚も必要とされており、とことんこだわりを持って仕事を担うことができるでしょう。諦めることなく最後までやり抜く精神力、モノづくりに携わりたいという情熱を持った人に向いている仕事です。研磨工になるためには、そういった精神を自身が持っているかどうかも確認してみましょう。

それによって研磨を担っている企業に就職を行うことで、研磨工としての技術や経験も積むことができます。

まとめ

研磨工とは様々な素材にあるデコボコを磨き、滑らかなものに仕上げる職業です。徐々に年収もアップしており、女性の活躍も期待できる職業と言えるでしょう。研磨工になるためには「研削といし取替試運転作業者」という国家資格を保有していた方が望ましいです。18歳以降であれば誰でも試験を受けることができるので、研磨工を目指している方はできる限り取得しておきましょう。また何よりも指先の器用さや繊細さが必要になってきます。指先の感覚で平らに仕上がっているか、トゲがないかなど最終チェックすることも多いようです。そのような感覚を持っているかどうか、モノづくりに対する熱意があるかどうかも研磨工になる上で必要不可欠な要素と言えます。とことんこだわり抜いた商品を創り上げてくださいね。

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