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日本が誇るものづくりの仕事特集 » ものづくりの仕事(工業・製造業)を業種別に見る » プラスチック製品成形工

プラスチック製品成形工

食品トレーやペットボトル、注射器や自動車部品など、いまや日常生活の中では欠かせない存在となったプラスチック製品。プラスチック製品成形工は、それらプラスチック製品を生産する仕事です。詳しい仕事内容や年収、プラスチック製品成形工になるためのポイントなどをご紹介します。

プラスチック製品成形工の仕事内容

プラスチック製品の成形工の仕事は、梱包や検品といった単純作業成形機の操作・管理を行う機械オペレーターの2つです。

単純作業は主に機械操作の未経験者が担当し、不良品が無いかをチェックする検品や送り先・数量を確認する梱包などを行います。また機械オペレーターのサポートをして、機械操作のスキルを習得。経験を積んで、機械オペレーターの仕事に移っていくことがほどんどです。

機械オペレーターの仕事は、成形機に型を取り付けることから始まります。作る製品によって型が変わるので作り出す製品に合わせて調整を行い、成形機に材料を投入。成形条件の温度や圧力、速度などを設定したら試運転をします。指示された通りの製品ができるように試運転で調整し終えたら、次は自動運転に切り替えて成形作業を監視。はじめは順調に生産を行えていても、途中で温度や圧力が変わってしまい製品が不良品になってしまう可能性があるため、状況に応じて成形条件を調整し直したり、出来上がった製品の検査を行います。

また成形機の管理は、1人で複数台を担当することが多いです。そのため1台の機械を常に監視するのではなく担当している機械を見回り、製品の回収やトラブルの対応にあたります。材料が足りなくなってしまわないように適宜材料の追加投入も必要なため、工場内を走り回ることが多いでしょう。

年収

プラスチック製品成形工の年収は男性で約430万円、女性で約300万円です。勤務形態や役職によって収入は変わりますが、女性よりも男性のほうが収入が多い傾向にあります。全体の平均年収は約410万円で、日本の平均年収である約430万円と比べるとやや低め。しかし一般的に、企業の規模が大きくなるほど月収やボーナスが高くなる傾向があり、大手企業だと年収500万円ほどになることも。そのため高収入を狙うのであれば、企業規模の大きい会社がおすすめです。

将来性

軽くて丈夫なプラスチックの特性は、様々な場面で応用可能。食材の保存容器からスマホまで今では日常生活で欠かせないプラスチック製品も数多く、今後も需要は高まり続けるでしょう。

また現在は、ほとんどの作業工程が機械によって自動で行われています。機械の取り扱い技術を身に付ければ、様々な製品の製造に対応できます。新たなプラスチック製品の開発があっても機械を扱いこなせていれば問題なく生産できるため、引く手あまたな存在になれるかもしれません。

プラスチック製品成形工になるには

高校や高専を卒業して就職するのが一般的ですが、プラスチック製品成形工に必須の資格やスキルはないため中途採用も比較的多い傾向にあります。大体の企業において未経験者は単純作業から初めて、機械オペレーターのサポートをしながら成形機の取り扱いを学ぶことが多いようです。自分で成形条件を設定し、様々な製品を作れるようになるには3~5年かかるといわれています。機械の操作が必要なので、機械や電気、化学に関する知識があると有利でしょう。

また厚生労働省が実施している国家検定に「プラスチック成形技能検定」という、プラスチック製品成形工に関連した資格があります。取得するとスキルの向上だけではなく、給与の面で高く評価されるので要注目。等級は管理者・監督者が有すべき技能のレベルである「特級」から、初級技能者の技能レベル「3級」まであります。学科試験と実技試験があるので、成形工の未経験者は2年ほど実務に携わってスキルを身に付けてから挑むのがおすすめです。

まとめ

スマホやコンタクトレンズ、ボールペンのボディ部分など「これが無かったら生活できない」と言わしめてしまうほど、私たちの生活に溶け込んだプラスチック製品。身近な人の生活を支えるものを生み出す、その誇りはプラスチック製品成形工の特権です。特別な資格やスキルを必須としない職業のため、未経験者でも挑戦できます。機械や電気の知識があれば、成形機の操作や管理で存分に活かせるでしょう。

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